丘に風が吹く
この週末は、土曜が午前中は犬の病院で、昼からは仕事で家に籠もっていた。今日は朝、廃品回収がまわってきたので古いテレビとS-VHSのビデオデッキ、そして300dpiのフラットベッドスキャナを引き取ってもらった。テレビはリサイクル料金がかかる為、この手のがまわってくると便利だ。
お昼から久しぶりに私も犬の散歩に出る。暖かく、そろそろ桜でも咲き始めているかと思い、カメラも持ち出したが、こぶしの花は満開で桜はまだ早かったようだ。来週末くらいにはそろそろ撮影ができるかもしれない。
散歩コースは近所の公園がパターンなのだが、まだ骨折が治っておらず、ギプスをしたまま軽い散歩だけ。でも数枚写真は撮ってきた。思いっきり走っている姿や、花と一緒の写真を撮りたいが…
前置きは長くなったが、このブログを書き始めて漸く車歴シリーズが終了した。あらためて数えてみると12台。24年間で12台は多いか少ないか。しかし走破距離は随分ばらつきがある。私はロングツーリングが何よりも好きで、日帰りとか足がわりにバイクを使う事はめったにない。都内を走っていても何も楽しくないからだ。
バイクに乗り始めて、丹沢や房総から始まり、関東近郊の林道を日帰りから1~2泊の日程でツーリングをしていたが、ロングツーリングを初めて行ったのが浪人時代、四国一周だった。その翌年、北海道をソロで走り、それからというものの北海道の魅力にまいってしまった。
北海道は広く、旅人は自分のお気に入りの場所を見つける事で、何度も北海道を訪れるようになるようだった。私は最初から中標津町のはずれにある丘、開陽台を目指していた。駐車場までは曇っていただけだったが、その先長い階段を登っていくと、9月の冷たい霧に包まれた。
その時、旧展望台であるカメハウスの屋上、錆びた手すりから霧の中を眺めている時、丘に吹いた風が一瞬霧を流し、その隙間からずっと先まで広がる根釧原野が望めた。
ゾっとした。鳥肌がたった。寒いからではない。その現れ方が衝撃だった。
その日は丘を下ると同時に下界でも霧と小雨に包まれ、知床にフロントを向ける。しかし、ずっとさっき見た地平線まで続きそうな景色が気になった。来年、もしも来れたら晴れるまで居よう。そう思いつつ、灰色の空と海を右手に見ながら羅臼方面に走った。
その日は天気は回復せず、知床横断道路を雨の中ハイペースでがむしゃらに走り、知床峠で少し雨が止んでほっとした時、体は冷えきって手でイグニッションを切る手も震えていた。
その後12日間ほど北海道を巡った。天気にはあまり恵まれなかったが、私を北海道に引きつけるには十分の旅となった。多くの出会いもあり、まだカニ族と言われるバックパッカーやユースを巡る旅人たちも多く、ミツバチ族とその後言われるバイクの旅人は、その後数年増え続けていった。私もその時代を旅した一人なのである。
写真はまだ駐車場に手すりもない開陽台で。
これから少しづつ、丘と、丘に吹く風について、書いていきたい。

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- at 23:21
comments
あまりブログを読むことはないのですが、よんきちさんのはつい読んでしまう魅力があります。
過去のブログを読むにはどうすればよいのでしょうか。
ありがとうございます>酉仁サマ(^-^)
本職の方にそう言われると…でも結構五時脱字多くて、あとからひっそりと修正したりしてます。(^_^;
過去記事は、この手のブログはみんな追いにくいのですが、右ウィンドゥのArchiveListに、月別に一覧を表示する機能があります。あとはカテゴリに全て含めているので、テーマ別に読むならCategoriesで一覧が表示されますのでよろしければご覧ください。m(__)m
ヘンなとこがあったら指摘してくださいねー。(^_^;<添削依頼すなっ
”五時” ププッ わざとだと思ってますが(^^;)
誤字だぁね。
書き込むPCがざっと数えて5台もあるからFEPが統一でけてないと言い訳してみるテスト。(^_^;
どうも、ありがとう。過去ログ(というのでしょうか)拝読。
うまい理由がわかりました。起承転結になっているんですね。そして、シメの文章が何とも宗にしみる。
まさか、さらさらっと書いてらっしゃるんじゃないでしょうね。だとしたら、グレますよ、わたしゃ。
おそらく、吟味し、何度か書き直されていることと思います(と、自分を納得させる)。
次、楽しみです。
つぅ~(涙)、やってしまいました。↑宗は胸です。トホホホホホ
酉仁サマ、いつもコメントありがとうございます。本職の方にそう言われると…(^_^; でも自己嫌悪多いんです。
ニフティで文章書きまくっていましたが、あまり進歩ないというか最近なんか妙にクドくなってきたなと落ち込み気味でございます…(>_<)
文章はいつも10~20分くらいで書いてます。日記ですので、これ以上かけると眠れなくなりますから…なので後で冷静に見直したりしてどうしようもない所は黙って訂正しております。(^_^; そういう意味では楽です>ブログ。
実は後からコメントはこちらで訂正できるんですが、折角の酉仁サマのコメントなので大事にそのままとさせて戴きますね。m(__)m
酉仁サマに読まれているというプレッシャーをヒシヒシと感じてしまいますが、また是非お立ち寄りください。お待ちしております。(^-^)