再生の過程
今日、ちょっと早めに帰る事ができたので、くーを病院に連れていった。今度の週末に行くつもりだったが、なんせ週末は大混雑。先生が丁寧なので、前に1人患者がいても順番が回ってくるのに30分以上かかったりする。しかしこの先生はご夫婦に最近新しい若い先生が来られたが、とても親切でかつ、いつ休まれているのか不安になる程、休みがない。いつでも急患の時は診てくれるし、診てもらう方が恐縮する程だ。前に診てもらっていた病院とは大違いで、適正な価格でかつ親身になって診てくれる。
昨日土砂降りにやられ、着ていた服どころか、荷物の全てが濡れ、酷い状況になってしまったが、今日もまた夕方にわか雨が降るらしいときいて、荷物を考えてでかけた。とはいってもデジカメと財布はもっていかねばならない。携帯はおいていった。
先日ETCを取り付けたが、まだカードがきていないので「カードが入ってません」と怒られながら出発。ポツポツと雨が降り始めていた。思いの外空いている明治通りを抜け、病院の横にある100円パーキングが今日は空いていたのでそこに入れる。ちょっと割高だが、きっと出る頃には雨が降ってくるだろうから、車まで歩く距離は短いにこした事はないと思い、決断する。
午後の診察は16時から。既にその時間は過ぎており、先客は2匹。くーの順番まで30分位かかったが、その後レントゲン室に悲しい目をしながら入っていった。今日は男の先生がレントゲンを撮ってくれるようだ。骨の具合がしっかり分かるだろう。飼い主はとても心配で、結果によっては先の見えない療養生活がまだ当分続く可能性もあり、複雑だ。
動物病院の待合室は、どこもそうなのだが、結構狭い。人が座る椅子がきっちり並んでいるが、犬などは相性があるのですぐとなりに座る事すらできない場合がある。ここでちゃんとコントロールすればいいと言われそうだが、なかなか簡単にはいかない。性格によるものも大きいし、相手がいる事なので、理想と現実は大きく違うものだ。
くーはこの半年の療養生活で、相当警戒心が強くなってしまった。家からあまり出ない訳で、他の犬とのコミュニケーションも取る機会が減っている訳で、なかなか難しい所なのだ。ストレスから体調を崩す犬もいるわけで、運動で発散していた事がまったくできなくなった今、飼い主としてはコントロールに悩む所だ。
姉妹犬の福来ちゃんが、くーよりも早くディスク競技デビューを果たした。この姉妹、実際に会うとそれ以上近づくなといわんばかりに、一定の距離をあけたり、体が相手から妙に逃げていたり、突然ガウガウをはじめたりする。普通の嫌いな相手とはあきらかに違う反応をする。邪気がないというのがぴったりくるのが犬で、ナチュラルに好きなものは好き、嫌いなものは嫌いというのが態度で出る。その中で人間社会で共存する為に何が必要なのかを飼い主しっかりと認識し、飼い主が学び、実践しなければならない。要は犬ではなく、全てが飼い主の姿勢次第なのだ。
この姉妹はディスクやボールに対して興味をすごくもっている。どうやら親戚犬や知り合いのコーギーを飼われている方の話をきいても、殆どがこの遊びを好むようだ。あと犬同士で遊ぶよりも、人に可愛がってもらったり、遊んで貰う事を好む。愛嬌があるといえばある犬種だ。しかし、短足胴長で、立ち耳、表情が豊かとかいう愛らしい姿が午後の紅茶のCFでもあったとおり、先行するのだが、実際はコントロールは難しい犬種だと思う。
飼いやすい犬として本にも紹介されているが、実際に飼ってみて底抜けの運動能力と、バテても走りたがる体力、引っ張り、パピーの頃の破壊癖などは有名だが、我が家も含めてこれほどまでとは思ってなかったのではないだろうか。引っ張られている飼い主さんを良く見るが、それが小型犬なら苦にもならない。しかしコーギーだとしっかりしつけを入れないと、飼い主が危険な目にあう可能性もある。
我が家がそれができているとは思わないが、危機感をもってしつけ教室に通ったり、リーダーウォークをするにはどうすればよいかとジェントルリーダーなどを使ってみたりしながら試行錯誤した。今は怪我をしている関係で、しつけとご褒美がなかなかバランスがとれず、厳しいしつけはやっていないのだが、少なくとも元気になれば何を飼い主は求めていて、それを望み通りする事で沢山褒めてもらえたり、ご褒美として遊んでもらえるというような褒めながら理解させるようなしつけを早く再開したい。
レントゲン室から抱えられてでてきたくーは、妙にあばれていた。あとで水が欲しかったんだと気づくのだが、なかなかこのあたりも飼い主としてまだまだだと思わされる。現像の為30分くらい待たされ、診断。するとこれまで回復を示すような表現を一度も使ってもらえなかったのだが、先生から「お、よいですね」という待ちに待った言葉を耳にできた。レントゲンからは、中心がしっかり繋がり、まだ割れた部分の突起が線としてはっきりわかるが、繋がり具合が確認できるものだった。
しかしだからといってすぐに運動開始にはらない。左右の前足の太さもすっかりアンバランスになってしまったし、完全にこの骨折の跡が消えるまでは、当分は包帯の生活だ。競技というよりは、運動のリハビリは秋ころからはじめられればよい方だろう。まだまだ飼い主がしっかりしなければならないと思わされた。
少々喜びながら、病院の外に出ると昨日ほどではないが結構大粒の雨が降ってきた。あわてて車を出して帰る。しばらく走っていると目の前が見えなくなるほどの土砂降りになった。昨日ほどではないが、20秒くらい外に出ていれば下着までびっしょりになれるだろう。梅雨前後はこういう季節がよくあって、そろそろ夏だなあって思いながら濡れるのもよいものだが、ここ最近の異常気象でその季節感がずれかけているような感じだ。
この夏は北海道をツーリングできないかもしれない。ここ2~3年で自分がこれまで20年近くしてきたライフワークについて、切り換えようとしている。それは全て切り換えるのではなく、少し余裕をもち、プレッシャーを減らしつつ、新しいスタイルを試す中で、楽しみを得ようと思っている自分がいる。
由とくーと一緒に、この夏、熱い時期ははずして、秋あたりに北海道でも旅するか、と言ってみる。
写真は左が昨年末骨折した時。そして右が今日のもの。確かに、再生の過程が確認できる。もう少しがんばろうな、くー。

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- at 23:59
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