ロッキー改造計画5th

先週末、今回のロッキー改造計画の最終ステップとも言える、オーディオの換装を行った。今回、多少なりともお金を投入した理由は、いろいろあったりする。

元々私は運転中に音楽を聞く事は好きだが、別にロードノイズだけのまったく音楽のない世界で、運転する事も嫌いではない。バイクで新潟まで一気走りする時も、折角音楽を聴けるように用意していったにもかかわらず、途中停まってセットする事が面倒で、そのまま300kmを走り切ってしまったりする。要は面倒臭がり屋なのかもしれない。

車だと走りながらオーディオの操作が可能だ。また普段のバスや電車での通勤には行き帰り、J-WAVEをシリコンオーディオで聴いている位なので、車で運転する時くらいは、いい音で音楽を聴きたいと思う。しかしロッキーに装備されているのはカセットレシーバーで、ラジオを聞くには東京以外では番組がよく分からない事から、遠出をしている時はもっと音楽をかけない。もう聞き飽きたテープがグローブボックスを占有していたり、聴いても巻き戻したり送ったりするのが面倒だというのも一つの理由だ。

そして密かにもう一つの理由として、くーがディスクやエクストリームの競技にもしも出るようになる場合、会場は大音響で効果音が流れている中で競技をする訳なのだが、そのような環境は我が家にない。大音響と言うまでもなく、音楽が鳴っている環境でも自分のペースを保てるように、くーを音楽に慣らさなければならない。という事は、ラウドネスの効いたアップテンポの音楽が鳴っている環境を、車の中なら簡単に作れるのでは、と気がついたからだ。

ずっと導入したかったのは、MP3対応CDレシーバーだった。日本語が表示されるとかされないよりも、安さと1DINという制限で何度も調べては諦めたりしていた。そして最初、以前実家の車に入れてよかったと思えたカロッツェリアを考えたが、スピーカーユニットも一緒に交換したかったので、それを考えて以下の構成になった。

 KENWOOD E-303
 KENWOOD CA-C1AX AUXケーブル(iPod等装着用)
 KENWOOD KFC-J1677

これに加え、配線やら内装の加工、ついでにだがずっとガムテープで適当に固定していたポータブルカーナビのマウントやアンテナの固定、ACC電源からの引き込みなどもできれば嬉しいと思っていたが、電気系統のカスタムが苦手な私にとってそれは自分では不可能に近かった。そして美しく満足のいく仕上げを期待して、コンサルをして頂けるお店を探した所、初台にある1軒のショップを見つけた。そしてそこで先日、ETCを取り付けたのだった。

音響効果は正直、ノーマルではどうにもならなかった。フロントスピーカーはダッシュボード下に楕円型の10cmが内蔵されているようだが、共振もひどくまともな音は期待できない。ではフロントドアの下に16cmスピーカーを装着する事を提案して頂き、内装を外して板金を確認してもらったが、板金部分をカットしても深さがない事や、今どきめずらしいハンドルで窓を開閉する構造の為、そのハンドルがスピーカーに当たる事、そして何より値段が張る事から断念。現在とりあえず装着されているリアスピーカーを強化できないかという話になり、リア部分を再度検討する事となった。

リアは内装はグレーのビニールレザーに包まれたダンボールようなふにゃふにゃの紙だ。それにスピーカーは装着されていた。手でさわるだけで、まるで薄いプラスティック版のようにたわむ。現に指を隙間に滑り込ませ、外してみると、厚さ1mm程度の紙のような素材だった。これではまったくエンクロージャとしての機能は果たさない。

このお店はボディに板金を追加溶接し、完全にスピーカーを鳴らす為の構造に換えてしまう事も行ってくれるそうだ。しかしそんな予算がなく、それでなくても結構な費用がかかりそうで悩む。そんな私に提案してくださった事は、純正の内装である1mm厚のペラペラを、厚さ1cmのMDFボードを使い、そこにスピーカーを装着し、表面にはノーマルと同じようにビニールレザーを貼って化粧してくれるという。価格を聴いた上で、最終的にその方向でお願いした。

まる2日かかってそのカスタムは終わった。しかし我がロッキーはリアのロールバーがあり、これが邪魔して分厚くなったMDFボードが入らず、外したり、カットする部分を考えたりしながら、装着にとても手間がかかっててしまったそうだ。おまけにヘッドユニットを交換するにあたり、やはり一筋縄でいかず、ダッシュボードをこれでもかと外して漸く、ヘッドユニットを外すビスが出てきたそうで、とんでもなく手間のかかる車だったと言われた。

組み写真の右下をみて貰えるとわかる通り、下に見えているのがノーマルの内装だ。ぺらぺらの紙にスピーカーの装着穴があいているがわかる。あらたに装着された内装が比べものにならない程分厚く、その剛性の強さを物語っている。

ヘッドユニットはMP3/WMA対応1DINレシーバー。1枚のCDにアルバムがビットレートにもよるが、標準的な128Kでも20~40枚が入る。これでチェンジャーも不要だし、何しろCD-Rが20枚もあれば、我が家にあるアルバム全てが入ってしまう計算になる。グローブボックスの収納効率も大幅にアップする訳だ。

ついでにお願いしたカーナビの装着も、とても美しく、電源もこれまでシガーライターから2又に分岐していたのだが、その2又ソケットも含めてACC電源から取るように配線して頂いた。ポータブルなので、車から本体はまめに外しているのだが、写真はその外した状態。美しくおさまってくれた。

実際に音を鳴らすと、高音の透明感も低音のしっかりさも比べものにならない程、コントラストがはっきりしていた。中学生時代から晴海のオーディオフェアに通っていた位、音楽とかオーディオは好きだったのだが、自分では揃えられず、兄のオンキョー・インテグラのセパレートアンプと、ナカミチのカセットデッキ、ソニーのCDデッキに、パイオニアのリニアトラッキングアームのプレーヤー+シュアのMCカートリッジ、BOSEのスピーカーなどが実家にあり、その恩恵を被っていた。それを鳴らしている時みたいに、ちょっとワクワクする音が嬉しかった。

今回お世話になったみくにやさんは、年配のご夫妻が初台の周辺で30年以上営んでいる、カーオーディオ等の取り付けのプロショップだ。私はウェブで探してみつけた。ディーラーすら、こちらに納車前にオーディオやETCの装着を依頼する事があるらしく、また予算と車の構造をしっかりみた上で、満足のゆくコースで手を入れてくれる。

カー用品量販店を最初に調査したのだが、何だか手数料も高く、応用が効きそうもなかった。ETCだけならまだしも、オーディオの交換は断られたという人がいる車種のロッキーである。ETCの装着をお願いした時に、ここでオーディオもお願いしようと思える信頼感を抱いていた。

はじめちょっと怖そうなおじさんで、まさに職人さんという感だったが、話していくうちに、奥さんもとても親身になって頂き、手をぬかず面倒な車を仕上げてくれた。もし、友人がこのようなカスタムをショップに頼むのであれば、私は胸を張ってこのみくにやさんを推薦できる。

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