くるみちゃん、雪丸くん、安らかに
地平線会議という所に、一時期よく顔を出していた。本の出版の手伝いや、駄文だがコラムを書かせて頂いたり、由は神戸集会という東京以外で初めての報告回の場所を確保したり、現地スタッフとして協力させて頂いた。
私はこの地平線会議に集まる、すごい人たちとの交流は魅力が多く、その昔存在を雑誌で読んで知っていただけに、何年もたったあとで自分がそこに足を踏み入れるとは思ってもみなかった。それもこれも、代表世話人の江本さんの魅力に他ならない。
地平線会議でいろいろな事を経験させて貰った。多くのその時代の主要メンバーの方と交流させて頂き、また若手冒険家のパソコンやウェブサポートを頼まれ協力した事もあった。当然全て無償で好意だけで協力したのだが、段々とサポートを受ける者と、好意でサポートをしている私の間にギャップが生まれてしまい、私はそれがきっかけで足が遠のいてしまった。しかし、江本さんの人柄にはずっと敬意を抱いており、今でも年賀状のやりとりは絶やさない。
その江本さんが大切にしている家族に、ゴールデン・レトリーバーのくるみちゃんと、マルチーズの雪丸君がいる。いや、正確には居た。それも、立て続けに2人とも亡くなってしまった。
くるみちゃんと出会ったのは、何年前だか忘れたが、江本さんのご自宅で開催された忘年会だったと思う。集まってきている人の中には、あのバイクでは有名な加曽利さんであったり、元気に世界中を旅されている金井シゲさん、自転車の熊沢正子さんなど、それこそ執筆された本を読んで、旅に繋げたりしていた大先輩な方々と、同じ屋根の下で会話ができたという、旅人にとっては夢のような空間だった。江本さんの人柄や人望が皆さんを繋げているんだというのがよくわかった。
その席で、足の間を通過していった大きな犬、それがくるみちゃんだった。その時私は犬を飼うなんて、旅はできなくなるし、何しろ喘息の私には無理だと思っていたのだが、今はこうして犬の居る生活を送っている。江本さんが犬を家族の一員として迎えられている理由は、犬を飼ってみてわかった気がした。
そのくるみちゃんは、6/13のお昼すぎ、12才4か月と20日目にして、大好きな江本さんの側で看取られていった。その話を聴き、とても悲しくなった。大型犬の寿命としては、決して短くはないが、江本さんの悲しさが伝わってくるような話だったのと、今でもあの大きなくるみちゃんが、私の股下を潜っていった事を思い出せるから…
そして今日、さきほどなんと、5歳の誕生日を直前に控えたマルチーズの雪丸君まで、息を引き取ったとの話が入っていた。今日6/19の朝に…まるでくるみちゃんのあとを追っていくように、江本さんを置いていってしまった。
雪丸君は昨年夏に交通事故にあい、肋骨を骨折していたようだ。その後くーと一緒でなかなかよくならなかったようだが、江本さんとくるみちゃんのもと、元気に散歩もしていたようだった。くるみちゃんがいなくなってからすぐに、体調を崩し、ここ数日はまともに江本さんは寝る事もできない位、看病をしていた。しかし、その甲斐もむなしく…
想像ができない程、驚きと悲しさに包まれている。2人が江本さんのもとで、幸せな日々がおくれた事が何よりの慰めだろう。その年月の長短はあっても、江本さんと2人の子供たちの時間は、これからもくすむ事はない。何より、あの江本さんが悲しさの中にひとり、取り残されてしまっている時に、私は何も力になれない。それがとても悲しくあり、悔しい事だ。
くーを我が家に迎えて、いずれはそういう事も起こるだろう。我が身にしても、限りある命、その長さが短くても長くても、それはその人に与えられた運命とも言える。その時間の中で、いかに幸せに生きるか、それが重要だ。
くーよ、おまえは我が家にやってきて幸せか?おまえが幸せに過ごせるように、私は頑張るのだよ。仕事をし、給料を貰い、それでおまえに食べ物や遊ぶ時間を与え、何より群れ社会で生きる犬にとって、頼れるリーダーとして、幸せに暮らせるように努力をしよう。
いつしかおまえも私も、この世の中から居なくなる時が来る。その時まで、幸せな時間を一緒に過ごそう。それが少なくとも私が生きる目的の一つであり、おまえも生きる目的の一つなのだから。

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- at 23:14
comments
我が家でも20年ほど前、約10年間生活を共にした犬を失いました。年齢が15歳と言うことで老衰だったのでくるべきときが来たか....と言う感じでしたがやはり悲しくてしょうがなかったのを思い出しました。東京より10000キロかなたのドイツの地より。
くるみちゃん 雪丸君 天国でも仲良く。
初めてあった時に、マンションの一室にこんな大きなわんこがいていいんだろうか? って言うのが初対面の印象でした。
その後、現在レオンベルガーを飼っている人がその前グレート・ピレネーズをマンションで飼っているのを見て
あぁ、こーゆーのも有りなんだぁと 思ったもんです。
和室の畳を掘りまくるレトリバーとか、わんこにとっては好きな人と入れる場所が一番なんでしょうね。
何はともあれ、立て続けに亡くなるなんて、ご冥福をお祈りします。
生きるものいつか…なのは分かるんだけど、人間よりも短い一生の犬にとって、1年っていうのは膨大な時間なんだよね。今回くーを骨折させただけでなく、再骨折させてしまった飼い主は、相当落ち込んでいます。
兄貴、ドイツ土産はコーギー(しっぽ付き)ものでヨロシク。(^-^)
おっとさん、一緒に江本さんの所に行ったもんね。くるみちゃんおっきかったよね。残念ながら雪丸くんとは会った事がないんですよね。
ドイツ産のしっぽコギ…。
動物検疫がなけりゃねぇ(^_^;
6ヶ月になったからなぅ。
うりちゃん
せ、生体はいりませんー。(^_^;
まだ6カ月もかかるんでしたっけ。殆どいじめですよねぇ。
イギリスに行った後輩に同じように、しっぽコギグッズあったら買ってきてと頼んだんですが、皆無だったそうです。ドイツも無理だろうなぁ。(^_^;