和琴ミーティング

新しく使ったキャンプ地だが、私の好みのサイトだった。夜に到着したので、全貌は朝になってからでないとわからないのだが、ほぼ貸し切り状態で、年に1度顔をあわせる友人が何人も居て、ほっとさせられる。

しかし前日朝4時起きで運動をしていた私は、へとへとだった。大会でクラス優勝した事を言っても、あまりピンと来ないだろう。でもいいのだ、皆それぞれの人生を楽しんでいるのだから。

みんな出会った頃は独身で、旅人という事以外、何ものでもなかった。それが知り合いになり、友人になり、旅から離れても年に1度は星空の下で焚き火を囲んで歌おう、という集まりなのだが、今では結婚もし、子連れも増え、独身は少なくなった。でも旅人だった時の精神は、消える事なく皆それぞれの形で宿っている。

北海道や北軽井沢で張ったモスをまた広げ、寝床を作ったのだが、サイトは石が多く、テントが痛みそうな感じだった。マットやら毛布を敷いて寝たのだが、ここで今度張る時はブルーシートをテントと地面の間に敷いた方がよさそうだった。ちょっと疲れていたので休憩とシュラフの中に入った途端、焚き火が始まりギターの音が聞こえてはいたが、眠りに落ちてしまった。夜になって帰ったじんじんさんを見送る事ができなくて残念だった。

夜中、くーが外に出たがっていたので付き合った位で、結局朝まで寝てしまった。ディスク大会の関係で右腕全体がだるく、痛いせいで、夜中何度も寝返りをうっていたようだった。夜、テントのナイロンに月がぼんやりと浮かんでいた。

7時に目がさめ、陽が前室に差し込んでいるのがわかった。空は快晴。林の中のサイトなのだが、日が当たる場所を探して椅子とテーブルを出して朝食。それぞれの友人も起きて、コーヒーを入れたりパンを焼いたりしつつ、それぞれの朝を過ごす。私たちも紅茶を沸かしてパンをかじった。

サイト周辺を散歩がてら散策。川があっておりられるようなので、くーに水遊びをさせる。放射冷却で冷え込んだ朝だったが、くーは元気だった。

三々五々、友人たちが撤収をしてまた来年と去って行った。皆また生活の為に仕事をし、遊ぶ為にお金を貯める為に頑張るのだろう。私もその一人だ。

旅で知り合った友人は、こうして幼なじみや親友と言われる友人たちよりも、長く細く付き合っている。そして自分が嫌だと思う事は同じように嫌だと思い、自分がしたいと思うような事は、やはり同じようにしてみたいと思うように、まったく違う人生なのに、自然に交差する。それが幸せを感じるひとときだ。

年々そのひとときが短くなっていくのだが、でもやっぱり大事な集まり。それが和琴ミーティングだ。

こうしている中にも、友人が4人は今、出会った道東は弟子屈・中標津周辺に向かっている。みんな、同じビートを刻んで生きている。

また来年、みんなテントを持って焚き火のそばに集まるだろう。今年もそのミーティングは無事終わった。

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