安くても素晴らしい宿

夏の北海道で色々な宿に泊まった。数としては4件。その中で一番期待していた羅臼の宿には大変失望し、それは今においても変わらない。犬歓迎をうたった宿だっただけに、そのギャップは激しく、また思い起こしても不快になる程の待遇だった。

そんな中で一番安く、また飛び込みで泊まった宿から、手紙がきた。私たちがチェックアウトの時に撮影してくれた写真が絵はがきになり、おまけにパソコンでしっかりと作られた葉書の文章には、くーという名前もしっかり載っていた。そう、1枚1枚ちゃんと作っているのだ。

実はこの宿でくーは前々日に処方された薬のせいで、水を大量に飲み、その分おしっこも大量にしていた関係で、ついさっき外の公園で排泄をさせたばかりというのに、部屋の中に入って30分もしないうちに、やらかしてしまったのだった。ただそれは飼い主がちゃんとトイレシーツを用意し、そこを教えなかったのも問題なのはよく反省しており、弁解の余地などはない。ただくーには責任がないというのは確かだった。

これまで宿には何度か泊まっていた訳で、無駄吠えなども含めて、とりあえず問題があった事はなかった。その分この事件はあまりにショックで私たちは呆然としてしまった。しかし、すぐに支配人さんに謝罪にフロントに走った。

支配人さんは全然迷惑そうな顔もせず、笑顔すらみせ、いいですよと換えのシーツを用意してきてくれた。そして汚したシーツなどを持って、そのまま重ねて「怒らないでくださいね。かまいませんので」という優しい言葉を残し、去っていった。

その時くーがなんでこんなに排泄が近いのか、前々日に処方された薬を飲んでからだというのに気がついたのだが、飼い主はまだまだそういう意味で分かってやれなかった。全て飼い主の責任だった。

そんな迷惑をかけた上に、写真を何枚も撮り、広告で使ってよいですか、とも言われ、こうしてしっかりしたお礼状が届くという事が、これまで多くの宿に泊まってきたが、とても新鮮で嬉しさを感じさせてくれた。

その宿はなんと公共の宿。帯広に程近い十勝川温泉にある、十勝川温泉はにうの宿サイクリングターミナル。ここのモール泉の温泉は最高で、それに入るだけでも泊まる価値はある程だ。それに宿の目の前には広大な芝生の十勝ケ丘公園があり、犬連れにとっても満足の宿だった。

帯広周辺にまた行く機会があれば、是非また泊まりたい宿だ。この宿の事はLiving-With-Dogsのサイトにレポートを書かせて頂いている。今後犬可の部屋が増えてくれると嬉しい。

写真はそのまま。

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