朝の散歩

1日半、胃痛と腰痛と下腹部痛に襲われた由は、朝の段階で少しは会話ができるようになったが、痛みは移動しながら続いているようだった。私は由が動けないので朝早くからくーを連れ出して散歩。朝は冷える。

昨日は実家から頼まれているお守りを買いに、くーを連れて神社まで行ってきた。この神社はたいそう有名らしく、栃木や群馬からも観光バスで乗り付けてお守りを買っていくというツアーがある程。冬至の日は家の前の道に観光バスが並ぶ。

くーを参道を連れて入っていくと、警備員の人やら色々な人から声をかけられる。お守りを買う場所も並ばないとならない程人は居たのだが、くーを連れていくと後ろに並んでいる人があやしてくれている。ありがたい事で、私はそのすきにお守りを買う事ができた。

参道には色々な出店が出ていて、ちょっと正月気分も盛り上がってくる。ちょっとしたお祭りのようだ。しかしその参道を歩く事はちょっと怖くてできない。食べ物も落ちているし、人ごみで踏まれそうだからだ。なので裏口からそそくさと退場。40分くらいの散歩だったが、私が散歩をさせるとこんなものだ。

今朝はまあ朝も早いので、公園へ向かった。朝の公園は人が少なくてよい。早速犬連れの方と出会うが、殆どくーを連れているのが由ではない事に驚かれる。その都度、由が体調崩して倒れている事をいいふらし、ディスクの練習ができる場所に移動。

1投目、見事に場外。ディスクは歯に比較的やさしいNDAの2番なので、最近投げ慣れているJFAのディスクとはちょっと違う、というのは言い訳にしかすぎず、2投目はなんとか普通に飛んだ。すると脇からゴンちゃんというコーギーの血が入っているミックス犬がやってきて、私に遊んでと近寄ってきた。当然くーは「今ディスクやってんだから邪魔すんなー」と言わんばかりに吠えたてる。そういう時はディスクを隠してしまう。

ゴンちゃんは由が大好きな犬だ。コーギーの血が騒ぐのか、ディスクやボールが大好き。ただ散歩時間が由とあまりあわないので、夜暗くなってからしか会えないらしい。私も何度か会ったことがあるのだが、私が遇うという事は朝早い訳で…

ゴンちゃんの飼い主さんは、ディスクに興味があるらしい。以前お会いした時もそうだったが、散歩仲間の中でやっぱりくーのディスクをみていると、やってみたくなる方もいるようで、それはそれでよいきっかけではないかと思ったりする。犬が喜ぶだけではなく、犬と飼い主が一緒の事をして遊ぶというのは、なかなかできない事だ。犬を散歩させたり、与えるものだけではなく、一緒に何かをする事。これはディスクをやってみて大会で感じた事だった。

それまでもディスクを投げて遊んだりはしていたのだが、飼い主も真剣になって遊ぶ。ただ、それにはトレーニングを積む事も必要になる。流石にいきなり普段走った事がない犬が、全力で走ってディスクを捕まえたら、足腰などに負担がかかりすぎる。関節や骨を守る筋肉をつけてから、本格的にディスクをはじめる事がやはり理想だと思うからだ。

事実関節を傷めてディスクができなくなってしまったコーギーは結構知っている。それはそれで仕方ないのだが、飼い主にはやっぱり責任がかかってくる訳で…私たちはくーが果たして競技に出られる体力を持っているのかは気にしていた。

くーはコーギーにしては小柄だし、8kg台の体重と、コーギーにしては足が長い事から、比較的競技に入っていきやすかったのだろうと思う。でも現実に大会に出ている多くのコーギーは、みんなスタンダードに近く足は短い。それが思いっきり動かされて走っていく姿は、健気さだけでなく、少々怪我するなよ、という心配に繋がっていったりもする。

今ではすっかり骨折も完治し、骨折のブランクで落ちた筋肉も戻ってきた。とはいえ、あまりジャンプさせないよう、スローの練習に余念がないよう、頑張らねば。

散歩から帰ると、由がちょっと楽になったらしく、ハリーポッターの中国語本を読んでいた。もう少しかかるかもしれないが、なんとかほっとして、由に病院に必ず行くように告げ、私は寝室を出た。

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