クリスマスはくーの為にPart1

久しぶりのディスク大会。会場ではこれまでの中で一番近いと思われる、夢の島。

職場からもほど近いこの場所は、実は色々といわくつきの場所だったりする。

くーがディスク好きで、いつか競技というものに出てみたいと思っていたのは1歳になる前から。初めて同胎の姉妹に会う為に行った、大井のしおさいドッグランでも、真新しいウッドチップの上で、くーはソフトディスクを追いかけていた。まだ生後6カ月前後の頃だ。

当然体がまだ出来上がっていない訳で、投げるといっても放るという感じでキャッチさせたのだが、くーはボールよりもディスクを必死で追いかけていた。

1歳になり、初めての電車旅行やスノーシュー旅行などを経験したあと、競技という世界に興味があって自分なりに探していた。そして、NDAというディスク団体が、夢の島で大会を行うという事を知って、密かに2歳になる前にエントリー資料を手に入れて準備をしていたのだった。

しかし、競技会前、12月の頭に右前足の内側の第一指を骨折。普段の散歩の中で行う遊びで、折るというよりも割ってしまった。くーはそれでもボールを投げてとニコニコしていたのだが、右前足をあげている姿は明らかにおかしく、由は慌てて病院に連れていった。

結果的にその日は折れている事を確認できず、翌日まで様子を見てレントゲンを撮ると、見事に割れていたのだった。即時包帯とソックスで足を吊り、散歩禁止の生活に。飼い主は目の前が真っ暗になったのだった。

当然競技なんか出られる訳でもなく、それからは全てくーの容体につきっきり。私も会社を休んでとにかく心配をしたのだが、結果的にはどうにもならず、くーも明らかに自分の体のどこかがおかしいというのに気づき、それまでのくーにはなかった態度である、じっと水も食べ物も自分から食べようとしない病犬になってしまい、あたふたと飼い主はうろたえる日々だった。そして2回目の誕生日を寂しく迎えた。

大会の日すら忘れてしまっていたが、姉妹犬の福来ちゃんがその夢の島に初参加したと聞いて、正直羨ましかった。しかし全ては飼い主の不注意でもあり、とにかくディスクをしたいとかそういう気持ちはどこかに消え去ってしまい、回復を日々願っていた。

夢の島はそんな想い出があったのだった。

そしてこれまた飼い主の不注意が重なり、途中再骨折を2月にしてしまい、くーはまた病犬生活に戻る。7月になって、やっとくーはギプスが外れたのだが、すっかり包帯で擦れた部分は肌が露出し、痛々しさは消えなかった。9月頭には9日間の北海道旅行を行い、思いっきり北海道の広い土地を走りまわって完治を確認。既にディスク競技シーズンに入っている事から、比較的近場で行う開成町に、既にシーズンを通して戦う福来ちゃんのパパとママと一緒にエントリーをしたのだった。

思えばそれからは6カ月はディスクに没頭した。NDAだけでなく、JFAの会員にもなり、月のうち3週末は大会に出るほどに。くーは大好きなディスクができるという事もあり、いつものキラキラした目を見せてくれるようになっていったのだった。

そして今年4月からはすっかりアジにはまってしまい、ディスクは6月のAJPC、9月末のNDA開成町。この会場でこの日は、由がディスク競技に初参加した記念の大会でもあった。そしてしばらくアジばかりに戻ったのだが、くーの誕生日のお祝いという事も含めて、2年ぶりに夢の島で大会が行われると聴いて、エントリーをしたのだった。

思えば、夢の島は夢と消えていたのだった。そして今、くーと遊ぶ為に、土曜だけエントリーした。

写真はその夢の島でディスクを追いかけるくー。飛んでいる。

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