北海道一のバイクショップ

長年私の旅の目的地としてあった、中標津は開陽台。そこで過ごす時間は私にとって特別だった。日々、何をするでもなく、たまに知床や根室、釧路あたりまで日帰りで足を延ばしたり、1歩も丘を降りる事がなかったりもした。

それだけの期間滞在すると、やはりバイクにトラブルも発生する。カタナの750で行った年、初めて電気系統にトラブルがおきて、バイクショップにお世話になったのだが、実はそれ以前から通い続けてきたバイク屋があった。

それは今でも、修理の用事がなくても必ず中標津にいけば立ち寄る所の一つでもある。

バイクブームの時は、多くのミツバチ族がバイクに乗って北海道を旅していた。そんな中には結構多くの割合で、北海道の道や自然をあまり考えずにやってくるのも多い。

またテンションがあがり、事故を起こしてしまったり、転倒してしまったりもするものだ。そんな時、力になってくれるバイクショップは貴重な存在でもある。

バイクショップといっても、私や私の知り合いはここをバイクショップとあまり思っていないのではないだろうか。兄貴というか、親方というか、何事も頼りになる御大がこのショップのオーナーだ。

違うメーカーの部品を使って応急修理は当然、純正なみに修理してしまう事も多くある。息子さんと共にレースの巡業もしていたり、北海道でこれほどのバイクショップには出会った事がないと思えるほどだ。

しかし反面、礼儀がなっていないお子さまには厳しい。挨拶すらできない子が多かったというのもある訳で、苦労して修理してもお礼の一つすら言えないのが多かったのも、私ですら感じる事ができた。

この御大は単なるノウハウだけではない。オフロードバイクが専門であり、山を駆け回る事がよくあり、私は一緒に走った事がないが、そのダイナミックなライディングはそう簡単に追いつけるものではないらしい。そしてそれを聴いていただけに、私は怖くて一緒に走ってはいない。

開陽台にハイジーの家がなくなってからも、このバイクショップや、道東に住み着いた友人などが沢山いる。私にとっては、道東はやっぱり落ち着く場所であり、目的地なのだと思う。

写真はそのバイクショップの外観。何度この店内でコーヒーを頂いた事か。ちょっと離れたこのバイクショップの車庫の一つには、私の古い友人が住んでいる。

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