由がビアンキを手放す

結婚後、自分の体型にあったロードを欲しくて、そして憧れだったビアンキのチェレステグリーンのフレームの車体が欲しかった事から、26インチのビアンキを買った。

大事に乗りすぎていたというのもあるが、私が東京の道の危なさを由が東京にやってきた時からずっと伝えていた事もあり、危ない目にあわせたくなかったというのもある。

由は神戸育ちで、まあ旅はしてきたが、自転車で三宮まで行くなんて事もあった訳で、おまけに大阪府内の大学に自宅から走っていくこともたまにあったようだった。距離にして20~30kmはあっという間という感覚だったのだが、私からすれば都内の20~30kmの遠さというか、距離感は比較にならないというのが実感だった。

おまけにルールは二の次のタクシーのマナー、原付やバイクのすり抜けマナーなど、路肩には危険が溢れている。ましてや自転車乗りのマナーなどは酷いものだ。無灯火、逆走、歩道での速度違反のオンパレード。道路交通法上、軽車両という種別に入るとはいっても、免許を持っている人しかその区分けは知らない訳で、その上免許を持っている人が自転車に乗ったからといって、マナーがよいとも限らない。

違法駐車や放置自転車もあるが、それよりも道を歩くだけで他人に危険を及ぼすような行為自体は全て、何らかの罰を与えなければ、人というのは自己中心的な生き物は守る訳がない。ただし、人にも性格があって、それを「他人に迷惑をかけないよいうにする」という事をしっかり自分に言い聞かせて日々過ごしている性格の人なら、それが自転車だろうが車だろうが、まったく考えないような性格の人間に比べてまわりへ与えるインパクトはかなり違うのではないかと思ったりもするのだった。

由にはあまり都内で自転車に乗って欲しくない。まあ近所に行く位ならまだしも、ロードで車道を走るという事は、それだけ事故にあう確率は高くなるからだ。

過保護とかそういう意味ではない。バイクもそうだが、私自身が楽しくない場所で乗っても楽しくないのではないかと思うからだ。だからこそ、バイクを日常の足にしない。バイクはできるだけ、北海道で乗りたいという気持ちからも、東京湾からフェリーに乗り、釧路から気持ちよく走り出したいと思うのだった。

由も東京に来て10年。私の心配する事が少し判ってくれたようだった。都内はマウンテンの方が段差や急な危険回避にはよいという事が自らの口から出るようになっただけでも、違う。それに都内での20kmは遠いという感覚が身についてきたのも、それだけ都会に揉まれてきたという結果だろうか。

写真は見積もりに出す為に撮影した時に、くーが入り込んできたもの。

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