赤城山麓へ(その1)

今年に入って初めての犬イベントという感じで早起き。比較的近くで一番安いと思われるGSで給油すると、152円+カード割引で-2円。しかしその後ずっと170円/L以上だったので、お得感が感じられた。早朝ETC割引時間に関越練馬ICを5:40に通過。

予定通りノンストップで駒寄PAのスマートICまで行き、降りる。事前に調べておいた6時からやっているマクドナルドで朝食。その後コンビニに立ち寄りつつ、7時半には赤城の某犬牧場に到着した。するとしつけ教室の中井先生が既に到着されていた。出迎えて頂き、荷物をおろしているうちに次々と今回一緒に参加する人たちが集まってきた。

ワンタッチ型のタープが2基あるので、大丈夫だろうとは思ったのだが、この時間から日差しが強い。風がなければ辛い暑さになりそうな予想だ。実際風があっても相当きつい紫外線だろう。とりあえず椅子とテーブルと、カメラバックとくーのクレートをおろして、車を第2駐車場へ運び、マル君のお父さんに送って頂いた。

今回のメンバーの方は、メルセデスなどの高級車が目立つ。我が家はダイハツからスズキなので縁のないメーカーなのである。

ほどなく親戚犬のダイゴ家も到着。なんちゃんさんも一緒だったので、家族全員揃っての参加だ。昨年の秋を思い出させる。

受付は8:30から。その時間になるともう駐車場も一杯になりつつあった。チームの一行は入場してから昨年とほぼ同じ場所に陣取った。しかし日差しがきつく日陰が極めて少ない。これでは全員が入れないし、犬たちも距離が近くてストレスになりかねないので、我が家の汚い3ポールスクリーンタープを引きずり出してきた。

前回使ったのは雨だったので、汚い。丁度天日干しもできるのでよかった。すっかりいつもの競技会の体制に。半分を我が家とダイゴ家で使い、残り半分をマリィ家とラテ家に使って頂いた。風がたまに抜けるので、開閉をコントロールして風を取り込むように気をつかう。

競技が始まる頃には日差しは殺人的になってきた。まだ6月1日なのに、この暑さはなんだろう。昨日までのあの寒さは嘘のようだ。

開会式も昨年秋の7チームとは違い、20チーム100頭という恐ろしいほどの規模になっている。紹介も長くなってしまい、日差しが照りつける中、人もそうだが犬たちが心配になってしまった。

最初は椅子取りゲームのような競技。全員参加の競技になるので、ブロックが分けられた。椅子が一つづつ減らされ、あぶれた人はオスワリしている犬の前で妨害をしてもいいというルールなのだが、目の前で見つめたり、座ったり立ったりするのは許されているらしい。しかしルールを知らないのか、敵となる犬にコマンドをかけたり、一定の距離を保たねばならないのだが、ものすごく近づいたりという反則をする飼い主もいた。妨害というルール自体がどうなのだろうかと感じる。くーはお昼近くになってからの部なのだが、チームメイトが参加するので私は写真を撮りながらうろうろ。

次に走りの勝ち抜き戦。30m程度の距離を2頭ずつ走る。同じ犬でも足が長い犬もいれば短いくーのような犬もいる訳で、面白いのはそれだけでは速さはわからない事だ。ただこれはみているとジャッジングに限界があると感じる。ゴールラインまで行き、尻尾やリードがラインを越えない状態でオスワリすると、隣にいるジャッジが手をあげる。それをスタート地点のMCが見て、勝敗を決めるのだが、正直それはミスジャッジでは?とか怪しい判定と思われるのが結構あった。いくら遊びとはいえ、犬は一生懸命走っているのだから、勝敗をもし決めなければならない競技では、方法を考えた方がよいのかもしれない。ジャッジ役の人もあの炎天下の中、休まずに運営していたのは大変だとは思うのだが、判定はテント内で落ち着いて複数で協議制にするとか、誤解のない運用が望まれる。

このゲームは勝敗やタイムが全てではない。勝利とは無縁の犬だっている中で全ての参加者が楽しめるイベント(競技とは言いたくない)のはずだ。しかし勝敗がある部分は確かな訳で、それならそれでしっかりと判定をする必要があった上で、順位はどうでもよいものだと明確に謳うべきだと思うのだった。

前回は提唱者であるイアン・ダンパー博士が訪れていて、イベントを見守っていた。目指す方向は勝手に変えてはならないと思う。実際それほどこの競技自体に興味がなかった私でも、競技内容の中に普段のしつけ教室で学ぶ多くの要素が取り入れられている事で、飼い主と犬との関係を遊びの中から成長させるという意味で、このようなイベントがあってもいいなと思えるのだった。何より由とくーがこのイベントを通して、色々学んだり、学習した事を確認できたりしつつ、楽しめるというのであれば、それだけで私も楽しい。

ちょっと気になるのは、この某犬牧場という会場。弁当や飲み物の持込みも禁止されており、弁当は専門の業者のものを予約するしかないという事。またもっとこれは正直軽蔑すらする点でもあるのだが、お散歩レンタル犬というのがこの施設のビジネスになっている。

炎天下、子供のオモチャとなっているレンタル犬たちは、用を足す時も首をひっぱられ、暑い中日陰にも入れてもらず、子供は力加減なく抱き上げたまま走り回る。これが虐待でなくて何なのだろうか。その子供の親も、それを見て子供の写真を撮って喜んでいる。恐ろしい風景だ。

金儲けの為の犬のテーマパーク。そういう場所で行われるべきイベントなのだろうか。暑さや引きずり回され、苦しそうに舌を出して水ももらえない彼らを見て、涙が出てしまった。

そんな立場がまったく違う犬たちの横で、このイベントは行われていった。

写真はダッシュで飼い主のもとに走るくー。耳が畳まれている時は、集中して前に向かって走っているようだ。

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