赤城は真夏だった(その2)

次はドギーダッシュ。小型犬も大型犬も混在の2頭同時スタートの勝ち抜き戦。くーは今日は何だか朝からのったりしていて、走る事は走るのだがあまり集中していない感じがする。

途中、少しづつモチベーションがあがってきて、スタート時のホルダーの手を振り切ろうとする位、意欲マンマンになってきた時、それがフライングと指摘されて1回、相手側のフライングとのジャッジの指摘から1回と、2度も多く走る事になり、炎天下の中、くーも単調なオイデのドギーダッシュに飽きてきた感が感じられたので、密かにもう早く負けてくれと願う飼い主であった。

それでも順調に勝ち上がり、準決勝までコマを進めた。ミュージカルチェアとドギーダッシュは全頭参加なので、まんべんなく他の競技が間に入る。

間にディスタンスキャッチ。ダイゴ君とラテ君が参加。これは正直、投げられるオモチャと犬が、鉢合わせにキャッチするのスタイルだと難しいのではないか。逆に犬の頭を越えて、それを追いかけてキャッチするなら捕りやすい。しかし飼い主の投げるモノを見ている犬は、それが目の前にあれば出てきてしまう。遠くに投げてくれるものだと理解して貰えれば、キャッチは難しいものではないだろう。

間にワンワンリレーも参加した。さくらちゃんが直前に吠えなくなってしまったとの事で、相当緊張されていたママさんだったが、何とかさくらちゃんも応えてくれてチームは2位をゲット。名犬カップの頃はまともにワンとコマンドで吠える事ができるのは1~2頭だったにも関わらず、皆しっかりとコマンドで3度づつワンワンワンと吠える事ができていた。沢山の練習をした成果がこうして結果に結びついた。

次はトイレトリーブ。ジャム蔵君が優勝、まる君が2位と素晴らしい成績を叩き出した。前回名犬カップでくーの得意とする競技だったが、コーギーは大型犬のコーナーに入れられ、とてもではないが9kg弱のくーは口を思いっきりあけた状態でもくわえられないほど、重たく大きいゴムのオモチャが何個かあり、くーが一生懸命それをくわえようとしたにもかかわらず物理的に不可能だった事が凄くひっかかっていた。今回は我がチームの参加犬はそんな事はなかったが、物理的に持って来られないオモチャがある時点でかわいそうだし、フェアではない。犬種ではなく体格で使うオモチャのサイズをちゃんと対応すべきだと思うのだった。主催者側に改善を提示したい部分だ。

そして我が家のメインイベント、テイク&ドロップ。密かに練習をしていたようだが、これまで持ってくる事はいくらでもできたくーが、飼い主の反対側へ向かって、落とさずにくわえて持っていく、という事は正直一番難しい。某携帯会社のCMで有名な白い犬が、テニスボールをカゴに入れているのを感心して見ていたのは、それをさせる事が大変だというのがわかっている飼い主位なものだろう。

バックコントロールについては、アジで練習を積んではいたが、何よりフィールドや雰囲気が違いすぎる。ディレクションコマンドがハンドラーと犬の位置関係が大事なのだが、大きく目立つおとりの紙が3枚、目標となる映画のチケット位の紙を判断し、目標物のいかに近くにぬいぐるみを置くかという競技は、飼い主がいかに犬に指示を与え、誘導する必要がある。紙やマークの上にぬいぐるみを落とす練習をきっと多くの人はしたに違いない。くーはそれよりも誘導とオフコマンドによるくわえているものを放す事ができるように練習をした。

由とくーはスタートの声がかかっても、二人で打ち合わせをしていた。由は日本語でしっかりとどうすればよいかをくーに説く。指を指して、こうしなさいと言い、スタート後数秒経ってから、くーを放した。

最初の目の前の大きい紙を見て、次に右手に見えている大きな紙に向かって大きく円を描くように、ぬいぐるみをくわえながら小走りに走るくー。コマンドで奥に行く事を指示すると、その通りに向かう。目の前に目標物のチケットは、由の場所からはよく見えないが、くーは近くまできているので何かがあるというのはわかったようだった。

見えなかったせいか、早めに由は放せというコマンドを言ってしまった。くーはぬいぐるみを口から放し、振り返って「ここでいいの?」とニコニコと尻尾を振ってハンドラーを見る。すかさず由は手をあげ、終了。計測スタッフが走り寄る前に、くーは嬉しいのかくわえていったオモチャをすぐに自分で引取り、投げてもらおうと由のもとに走り寄った。

結果、30cm。70cmの方もいて難しいかなと思ったが、頑張った結果優勝という結果を出せた。私も感心した競技内容だった。何せ1分の制限時間の中、10秒ほどで結果を決めたのだから。

写真はテイク&ドロップスタート前の打ち合わせ中の由とくー。関西弁で話しかけている。

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