ゆっくり目に準備も進み、最初の競技であるJP1。スラロームが今回省かれている事もあって、あとはハードル落下に気をつけるのが我がチームの課題。
ただ私は実際に検分している訳でもないので、立体的にコースが分からないのだが、由はしっかりコースは1度の難度があると言っている。この部分は走らない私にとっては、ギャップを感じてしまう所だ。ちょっと寂しいが、仕方がない。由には難度が高い部分で頑張って貰うしかない。
スタート直後、1本目のハードルを予想通り落としてしまった。私はビデオを中心に今回は撮っていたので、私の嘆いている声がしっかりビデオに入ってしまった。悪気はないのだが、やっぱりCRさせてやりたいと思うので、声が出てしまう。
そのあとはオーバーランが多かったり、バッティングの危険があったりとしたが、何とか失敗も誤飛びもなく、1失敗で完走できた。まあジャッジのウィルパさんの温情もあったのだろうが、難しいアプローチも含め、これを走れるようになったのだがら成長しているのは確かだろう。前回の千葉ポートのSPOPも、前々回の寒川のJP1も、おおと思える程、なかなか難しいコースをくーと走っている。くーも由をしっかり見るようになり、ほんの一瞬の1歩や肩の動きに敏感に反応してくれるようになったのは素晴らしい事だが、その分由に正確なハンドリングが求められる訳で、由の苦悩は続くのだった。
次はAGOP。やはり課題のコンタクト。ドッグウォーク、Aフレームどちらもパーフェクトに飛んで2失敗。ただ出走前に置いてあったAフレでの練習はちゃんと止まれたし、これまでも実際にBAGでCRできた事もあり、練習でも結構コンタクトが分かってきていたのもあったので、まだ完全にくーに分かって貰っていないという事だろうか。
コンタクトについては、ベテランの方でも難しいという方が多いようで、それまで走っている犬を一瞬停める訳だから、それはそれで難しいに決まっている。おまけにどちらも下っている訳で、特にシャコタンのくーにはもっと恐怖だろう。恐怖から、さっさと飛んでしまいたいという気持ちもよくわかるのだが、それでは競技にならない。
先輩のしっぽつきコーギー、小十郎君は迫力ある走りとコンタクトもほぼ大丈夫なので、くーにとっては目指せ小十郎君という所だ。ディスクでもよく一緒になったが、すっかり今シーズンは草アジで会える事が多くなって、晴れ姿を見られる事は嬉しい。スピードも素晴らしく、くーにも早く失敗ばかりさせないで完走の喜びを由と共に感じて貰いたいと思うのだった。
そして最後のエントリーはJOP。JOPは昨年末に1度を走ってしまった我が家は、表彰辞退の競技でもあるのだが、まだ1度もCRできていない。今年中にCRハンコを貰いたいのだが、あと1歩でいつも失敗や失格になってしまう。
コースもJP1より難しいと私も思える程、いきなりトンネルの後に中抜きがある。ハードルが2つ並んでおり、トンネルを出てから左のハードルを飛び、Uターンしつつ右のハードルを戻るように飛んで、またUターンして目の前にあいているトンネルの口を越えて、先のハードルに、というトラップと押し引きとコース取りが難しいポイントがある。検分中はやはり皆ここのコース取りが一番難しいらしく、立ち止まって悩む姿が沢山見られた。
さてスタート。しかしこれまでに何度かみた事ある悪夢がまたも。くーはマテができずにいきなりしゃがんだ由の手をすり抜け、1本目のハードルに向かってしまう。由がそこで捕まえようとするが、手は届かず。同時にくーは一瞬進むのを躊躇するのだが、由が待たせるのを諦めるタイミングと丁度あってしまい、くーを踏みそうになりながらの「ゴー」。くーよりも由の方がスタートで出遅れる形になってしまい、指示が遅れてくーは2本目のハードルを誤飛びしてしまい、失格となってしまう。
しかし気を取り直して走り、そのあとはその難しい中抜きもオーバーランしつつもクリアし、走りきった。スタート時の気合か迫力が足らなかったか。このスタート後即失格のパターンも何とかしたい所だ。
結果は2完走1失格。3走してなんと茎崎の機材でバーを落としたのは最初の1本目の1本だけという、ちょっと嬉しい事もあって、練習の成果が出たという意味では、とても有意義だったと思える日だった。今後、茎崎だからといって参加に躊躇する事はなくなるだろう。
多くのチームが課題となっているコンタクト。我がチームも当然ながら、これからの練習のしかたに悩まされるようだ。指導についても千差万別、どれが一番くーと由にあうのかがまだ模索中なので、しばらくは悩む事になるのだろうか。とりあえず今度の土曜はミニコンペであり、土曜は参加決定しているのでコンタクトなしのJP系で思いっきり楽しんでほしい。日曜のAG系は今の所未定。
由もそうだが、くーもこれまでにこなしてきた練習の中で、色々な事をマスターしてきた。コンタクトもバー落としもスラも、まだ完全ではない事はあるが、きっとこなしていけるものだと信じている。
簡単ではないからハマるアジ。そして思う通りにハンドリングできるという事は、それこそ「オイデ」「マテ」どころか極めて高次元の事を飼い主の指示でさせている訳で、それを達成すべく各チームは努力を重ねている。まったくコースを知らない犬を、20前後ある障害を思う通りに走らせるなんて事は、実はもの凄い事をしているという事実にいつのまにか気付く。
CRができてもできなくても、難しいコースをくーに走らせる事ができた時、由はとても嬉しそうにはしゃぐ。これが私にとっても、とても嬉しい事なのだから。
写真は飛びまくったコンタクト障害のひとつ、ドッグウォークの上でご満悦のくー。コンタクトを止まるという事を楽しんで憶えて貰うにはどうすればよいかというのも、大きな課題である。
